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2021.08.02

Google広告の検索クエリを管理する4つの方法

※この記事は2017年4月本国掲載の内容です。

検索キャンペーンの運用期間の長さに関係なく、広告運用する上で検索クエリの管理は必須事項です。ユーザーの検索方法は常に変化しているため、検索クエリや検索語句のレポートを注視し続ける必要があります。ROI(投資利益率)にも直結する、検索クエリの管理は特に重要です。検索クエリの管理で気をつけるべきことは2つ。それは、適切な検索クエリで表示されているかを確認すると、適切なメッセージを伝えることです。

検索キーワードを分析し、良し悪しや不適切なものを判断する

Google広告の検索語句レポートは、検索されている語句を分析するには便利です。しかし、膨大な量の情報に目を通し、データを活用するまでに時間がかかりすぎてしまいます。分析するには、まず、情報をフィルタリングして広告やキャンペーンとの関連を特定します。そして、キーワードリストに追加する関連性の高い語句と、除外リストに追加するキーワードを振り分ける必要があります。

 

確度の高い検索ワードを追加することによって、獲得効率の高いキーワードに正しく入札し、非効率なキーワードを抑制します。Optymyzr(オプティマイザー)は、これらを簡単に行える機能を備えています。

1. 関連する検索用語をキーワードとして追加する「キーワードラッソー」

「すでに広告が表示されているのに、なぜ検索語句をキーワードに追加しなければいけないの?」という質問がよく寄せられます。その理由は“入札の管理”と”メッセージングをコントロール”が目的です。

 

Optymyzrのキーワードラッソーを活用することで、コンバージョン率(CVR)の高い検索キーワードやパフォーマンスの高い検索キーワードに特化できます。「ワンクリック最適化」は、CVRやクリック率(CTR)の高い検索キーワードのみを提案します。ワンクリックであらゆるマッチタイプのキーワードとして追加できるので、工数の削減にもつながります。

 

最適化機能の中で特によく使われているのが、単一キーワードの広告グループの作成です。新しい広告グループに、複数のキーワードを一括でアップロードできます。また、パフォーマンスの低いクエリを広告グループやキャンペーンレベルで除外に振り分けることもできます。

2. 除外キーワードを追加して関連性のないトラフィックを排除する

共通の除外リストから、キャンペーン全体に対して除外キーワードを簡単に追加できます。また、検索クエリの一部に含まれる、パフォーマンスの低い個々の単語を分析。除外フレーズマッチに追加したいケースも考慮して、個々の単語が含まれていたフレーズも表示します。そのほか、リスト表示させる前に、それらの単語をターゲットにする意図があったのかどうかを判断するため、関連性の分析も行います。

3. 「検索語句Nグラム」で新しいトレンドを把握する

この分析機能を使って、クリック数の多いクエリや費用対効果(ROAS)の高いクエリを見つけることができます。

クリック数の少ない、ロングテールの検索キーワードが複数あったとしても、頻繁に登場する単語を含むクエリデータを集計することで、傾向が掴めます。そのため、検索語句Nグラムは、アカウントやキャンペーンレベルで集計ボリュームの大きい、個々の単語を表示します。その単語を評価した上で、キーワードリストへの追加や、運用中の広告をその単語に更新することができます。反対に、関連性が無いと判断した場合は、除外キーワードとして追加することもできます。

その他、広告グループの新たなテーマを発見する際にも役立ちます。旅行代理店の広告運用で、キーワードリストに「2022」が頻繁に出てくるようになったとします。これは、ユーザーが来年の旅行の計画を立て始めたことを意味し、そのトラフィックを獲得するための広告グループを作成する、といった活用ができます。

4. 正しい広告を表示する「トラフィックスカルプター」

Google広告は、より上位のキーワードへの部分一致やフレーズ一致が優先されるため、クエリにマッチしていなくても、広告表示されることがあります。

「トラフィックスカルプター」は、これを防ぐために、アカウント内のキーワードとして存在する、他のキーワードと誤ってマッチされている検索ワードを発見します。そして、その検索ワードを他の広告グループでも除外に追加。これによって、検索キーワードと最も関連性の高い広告が表示されるようになります。