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2021.08.02

地域別入札調整&プレースメントを最大限活用する

※この記事は2020年9月本国掲載の内容です。

Google広告のキャンペーン設定を柔軟に調整することは、まだまだ容易ではありません。
中でも入札調整は非常に重要なポイントとなりますが、Googleエンジンにおける入札管理には手間がかかります。特に、「すべてのモバイルアプリを除外する」設定は、大きな課題となっています。

Optmyzr(オプティマイザー)はアカウントマネージャーや広告運用者がスムーズに作業できることに重点が置き、2020年にルールエンジンをアップデートしました。
追加機能やアップデートの内容、活用方法をご紹介します。

ルールエンジンの注目機能

入札単価の高い地域の発見

「地域別入札調整」は、地域別にキャンペーンのパフォーマンスを分析し、入札における改善案を提案します。調整は、国や地域、市町村、郵便番号/PINコード などの細かな粒度で行えます。また、この機能を活用してトラフィックに基づいた新たな地域を発見し、ROASやCPAに応じてターゲットを絞ることができます。

「プレースメント除外」は、GDNでランダムに広告が表示されないよう、カスタマイズできます。アプリを1つずつ手動で除外する必要はありません。Google広告の制限を回避して、モバイルアプリのカテゴリ全体で広告の表示抑制を行います。

新たな地域の発見

前の期間と比較して、直近14日間でどの地域がキャンペーンにトラフィックを誘導し始めているかが確認できます。

ターゲットCPCの設定

達成したいターゲットCPCに基づき、地域ごとに入札調整ができます。

ターゲットCPAの設定

達成したいターゲットCPAに基づき、地域ごとに入札調整ができます。

コンバージョンしないモバイルアプリを除外

コンバージョンに至らないモバイルアプリを、一括してプレースメントから除外します。
Optmyzrが推奨するデフォルト設定がありますが、目的に合わせてさらにカスタマイズし、自動化できます。全ての必要な要素が揃っているので、ルールエンジンの仕組みを理解していれば、地域別入札調整とプレースメント戦略を一から作成することも可能です。

その他の地域別入札調整とプレースメント機能

「地域別入札調整」は、地域別にキャンペーンのパフォーマンスを分析し、入札における改善案を提案します。調整は、国や地域、市町村、郵便番号/PINコード などの細かな粒度で行えます。また、この機能を活用してトラフィックに基づいた新たな地域を発見し、ROASやCPAに応じてターゲットを絞ることができます。

「プレースメント除外」は、GDNでランダムに広告が表示されないよう、カスタマイズできます。アプリを1つずつ手動で除外する必要はありません。Google広告の制限を回避して、モバイルアプリのカテゴリ全体で広告の表示抑制を行います。

地域別入札調整の事例

収益や効果の見込めない入札やサイトへ費用をかけるのは無駄になります。 これらの機能は、地域や広告プレースメントに基づき、キャンペーンをより詳細に調整できます。ルールエンジンのデフォルト設定とカスタマイズを組み合わせて広告パフォーマンスを向上させるなどたり、キャンペーンの構築・実行前のリサーチに、これらの機能が活躍します。

1. 祝日や休暇を考慮

特定の業界や地域のイベントなどが要因で、実質の販売数がゼロになる時期があります。地域別入札調整を使って特定の地域のみ入札額を下げることで、イベントを考慮した調整を行えます。また、入札額を-90%で設定すれば、広告費を抑えながらキャンペーンを継続することも可能です。

2. 広告費が不採算化しているエリアを追跡

キャンペーンを実施していると、クリック数に対してコンバージョンが十分に得られないエリアが出てくることがあります。そのエリアはCPAが平均値よりも高く、広告費を無駄にしている可能性があります。そこで、デフォルト機能「高額な地域の発見」を使って、最初のキャンペーンアクションをカスタマイズして該当する地域を除外したり、入札調整を行ったりするうことができます。また、この設定を通知機能として活用し、CPAの高い地域を通知することもできます。

3. 潜在的なターゲットロケーションの発見

新型コロナウイルスの影響で、行動規制と解除が不規則に行われている現在ですが、過去に売上げの上がらなかったエリアからトラフィックが得られるようになるかもしれません。そのためには、新しいトラフィックの可能性を考慮するためのシステムが必要になります。「新たな地域の発見」機能は、過去14日間のトラフィックはあるが、それ以前にはなかった場所を発見できます。この機能を月2回実行して新しいトラフィックを追跡し、新たなポテンシャルの高いエリアを見つけ出せます。

ディスプレイ広告のプレースメント設定 活用例

1. 特定の入札でプレースメントを確保する

過去のデータに基づいて広告が最も効果的に表示される場所を予測し、自動でプレースメントします。また、ディスプレイの「プレースメント除外」機能を活用することで、好調なサイト(またはプレースメント)を特定し、今後のキャンペーンでもこれらをターゲットにするようにカスタマイズすることもできます。

2. ROASやCPAの悪いプレースメントの入札額を下げる

モバイル端末での広告はほとんどの場合、折り返し部分の下部に表示されるため、広告が見られる可能性は極めて低いです。そのため、広告を掲載しても十分な効果が得られず、ROASやCPAが低くなってしまう可能性があります。Optmyzrが弱いプレースメントを示唆し、入札額を下げることで、コンバージョン率の低いトラフィックへの無駄な支出を減らすことができます。

3. すべてのアプリや特定のOSへのプレースメントを除外する

広告掲載に適したアプリがある一方で、広告から全く利益を得られない視聴者がいる傾向にあるアプリもあります。「プレースメント除外 」のデフォルト機能を利用すれば、すべてのモバイルアプリや特定のOSで広告が表示されないようにすることができます。

まとめ

Optmyzrは新しいルールエンジン戦略と既存のツールにより、Googleの自動化ルールを超えてキャンペーンを細やかに調整し、最適化します。パワフルな自動化機能を複数使うことで、マーケター自身の手でキャンペーンを効率的に運用することができます。

任意の期間やその他の指標に基づいてデータを分析し、ビジネスに最適なものを導き出し、優れた戦略構築に集中することができます。
時間と広告費を節約し、Googleからコントロールを取り戻していきましょう。