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2021.10.12

Google広告でのスマート自動入札を使った単価調整~Optmyzr(オプティマイザー)コンバージョン値のルール〜【後編】

※この記事は2021年8月本国掲載の内容です。

前回の記事 で、Google広告の新機能「コンバージョン値のルール」の概要と、自動入札の入札調整をどのように復元するのかについて解説しました。

今回はその続編として、この機能を使って最適な結果を得る方法をご紹介します。

Optmyzr(オプティマイザー)Google広告
Optmyzr(オプティマイザー)Google広告

コンバージョン値のルールを使ってキャンペーンを最適化する

「コンバージョン値のルール」は正しいデータを使ってルールを作成すれば、Google広告のスマート自動入札の調整の一つの方法として非常に有効になります。

 

良いルールは”Googleに伝わっていない情報”に基づいています

 

コンバージョントラッキングピクセルや季節性の調整、異なるターゲットを通じてGoogleに伝えていないビジネスについて知っていることがたくさんあることが分かりました。

 

前編でご説明した東京のユーザーの例に戻ります。

Googleには東京のユーザーのコンバージョン率は通常よりも20%高いと設定しましたが、コンバージョンした後はどうなるのでしょうか?

 

東京のユーザーは通常よりも高いLTV(ライフタイムバリュー)を持っているのでしょうか?

あるいは、東京は人口あたりの店舗数が他の地域よりも多く、コンバージョンによってより多くの店舗訪問につながるのでしょうか?

 

前編の冒頭で「クリックの価値はすべて同じではない」とお伝えしましたが、今は「コンバージョンはすべて同じではない」と言っています。「コンバージョン値のルール」は、このようなコンバージョン品質の違いを伝える方法を提供します。

コンバージョン値のルールの使用方法

「コンバージョン値のルール」はアカウントレベルで設定します。このルールは「地域(現在の居場所または関心のある場所)」「デバイスタイプ」「オーディエンス属性」に基づいて設定できます。

 

例えばオーディエンス属性の場合、「ユーザーがどんな属性か」「何に興味を持っているか」「何について積極的に検索しているのか」「何を計画しているか」「企業のビジネスとどのように関わったか」を選択できます。

 

ルールは3種類のセグメントのうち、1〜2個のセグメントを組み合わせて設定することができます。

ただし、最初のルールで選択したセグメントタイプは、他のすべてのルールにも同じものを適用する必要があります。

 

例えば、最初のルールで「地域」と「オーディエンス属性」を組み合わせた場合、それ以降のルールにも地域とオーディエンス属性を適用する必要があります。3つめのセグメントである「デバイスタイプ」を適用してルールを作成することはできません。

 

ルールはプレビューができます。

「If x, Then y」の方法論は、非常に強力なルールエンジンを搭載しているリスティング広告最適化AI「Optmyzr(オプティマイザー)」のユーザーにとってはすでにおなじみのものでしょう。

 

ルールの役割は、報告されたコンバージョン値を設定された量だけ増加させたり、特定の要素を掛けることによって操作する点にあります。

例えば、ユーザーが名古屋に住んでいてハイテク産業で働いている場合、コンバージョンピクセルによって報告された値に5を加えます。一方、ユーザーが福岡に住んでいて、オーディエンスに関係なく働いている場合は報告された値に0.8を掛ける、といったことが可能です。

コンバージョン値のルールの代替手段

これまででご説明したように、「コンバージョン値のルール」はオフラインコンバージョンのトラッキングや値の調整などの代替手段に比べると、コンバージョン品質をGoogleに伝えるには正確な方法とは言えません。

 

しかし、他の手段よりもはるかに簡単に使用できるため、これまでコンバージョンの報告方法を最適化することでアカウントを最適化してこなかった広告主にとっては、次のステップとして最適な方法と言えます。

まとめ

Optmyzr(オプティマイザー)では、近日中に「コンバージョン値のルール」を作成するための革新的な新機能を導入する予定です。新たなニュースが届き次第、改めてお伝えします。

 

効果的なリスティング広告の運用をご検討されている方は、下記よりお問い合わせください。