※この記事は2020年5月本国掲載の内容です。
リスティング広告は、天気によって検索数が変動するなどの影響を受けがちです。
効果を改善するには、天候にあわせて入札価格も変更する必要が出てきます。工数がとられてしまいがちなこの運用を、Optmyzr(オプティマイザー)のルールエンジンを使うことで、天候に合わせた自動入札が行えます。
Step1:レシピ(ルール)を作成する
今回は、「現在の気温」や「現在の気象条件」などの値を使用して、広告グループ単位で入札価格を変更するレシピの作成方法についてご紹介します。
天候入札管理の活用例の1つとして、以下のことができます。
・天候データを使用して、キーワードまたは製品グループレベルで入札額を増減する。
例)気温の高い日に「エアコン」を含むすべてのキーワードの入札額を増やす
・キャンペーンのステータスを変更する。
例)気温が低い日に「水着」のキャンペーンを一時停止する
Step2: スプレッドシートを設定する
最初に、Googleスプレッドシートのフォーマットをコピーして、Optmyzrと共有します。
その後APIキーを作成し、スプレッドシートの設定を進めます。
Step3:郵便番号を追加する
配信先の郵便番号をキャンペーンに追加します。
スプレッドシートには、気象データを取得するためのシートがいくつか用意されています。使用するシートにより、キャンペーンリストに市区町村または郵便番号を手動で追加する必要があります。
Step4: スプレッドシートを連携する
スプレッドシートをレシピに連携するために、スプレッドシートのURLを「外部データの連携」に貼り付けます。
ルールエンジンが気象データを取得するシートとマッチしたタイプ(現在の気温:数値|現在の気象条件:テキスト)が指定されていることを確認します。
Step5: レシピを作成する
Step1〜4を設定することで、スプレッドシートの気象データを使った最適化が構築できます。
スプレッドシートにはキャンペーンデータが含まれているので、条件を追加する際、その範囲を使用する必要があります。
◆ルール1
東京で「サングラス」、沖縄で「ショートパンツ」のキャンペーンを実施しているとします。
気温が上昇した場合には、広告グループの入札額を増やしたいと考えるでしょう。1つ目のルールでは、入札額の引き上げを行います。気温が27度以上で快晴の場合に、2つのアクションを適用します。
1. キャンペーン内の広告グループの入札価格を10%引き上げる
2. 広告グループにラベルを付ける
※このステップは、ルール2による変更を元に戻すために重要です。
◆ルール2
反対に、気温が下がった場合は、ルール1とは逆の設定を行います。
「気温の上昇による入札」というラベルを持つ、すべての広告グループをチェックし、2つのアクションを適用します。
1. 入札額を以前の値に戻す(現在の入札額を1+(0.1)(0.1=10%増)で割る式を使用して、入札額を元に戻す)
2. ラベル「気温の上昇による入札」を削除する
Step6: テスト、プレビュー、自動化
これで準備完了です。プレビューで確認して、問題なければ自動化で毎日実行するよう設定できます。
まとめ
Optmyzr(オプティマイザー)のルールエンジンを使うことで、天候に合わせた自動入札が行えます。
タイミングを逃さずに効果的なリスティング広告をお考えの方、下記よりお問い合わせください。