※この記事は2018年12月本国掲載の内容です。
期末になると、アカウント担当者は、クライアントから寄せられる無数の質問に答えたり、来期の計画に没頭する中で、監査が優先事項として浮上してきます。
パフォーマンスを分析し、キャンペーンの結果を定期的にクライアントに報告するものの、きめ細やかな監査が行われていない場合もあります。
今回はOptmyzr(オプティマイザー)の持つPPC診断ツールを使ったアカウント管理法についてご紹介します。
監査の場合は、広告グループに十分なバリエーションがあるか、キャンペーン全体で表示オプションが一貫して使用されているかなど、要となる構造的な要素を掘り下げることができます。しかし、監査の頻度が低いと重要なインサイトが長期間放置されてしまう可能性が……。
監査は時間のかかる、大変な作業です。どんなに優秀な担当者でも、限られた時間の中でデータを分析したり、課題や根本的な原因を探ったりしなければならないと想像するだけで、先延ばしにしてしまいがちです。データの相互依存性が深く、手動で効果的な監査を行うことはほぼ不可能と言えます。
PPC診断ツールは、これまで何日もかけて行っていたプロセスを、大きな価値を生む、迅速で実行可能な活動に変えます。また、広告代理店を管理する際に必要となる、ポリシーの遵守を促進します。
例えば、広告代理店が「常に広告テストを行っている」と言っているにもかかわらず、監査の結果、広告グループに1つのアカウントしかなかった場合、証跡が残せます。さらに、アカウントがベストプラクティスに従っていることを確認することで、競合他社にアカウントを奪われないよう、防御するという点においても役立ちます。
ポイント
PPC診断ツールは、シンプルかつ直感的に操作できます。「新しいレポートの作成」をクリックするだけで、各ステップのプロセスが始まり、広告グループ/広告/キャンペーン/検索キャンペーン/キーワードから、監査したい項目を選択できます。
それぞれの項目で、セグメントごとに監査を開始するために必要なパラメータを調整できます。例えば広告グループの監査では、品質スコア/入札価格/広告数/キーワード数などの異常を容易に発見します。その他、すべてのパラメータに基づいた監査や、個別のパラメータを無効にして、特定の属性にフォーカスすることもできます。
「実行」をクリックするだけで高精度な監査が実行され、A+、A、B、Cとレベル表示されたレポートを作成。さらに、レポートをクリックすると、特定の分野を深堀りすることもできます。この結果から、課題解決に着手したり、さらにデータを掘り下げて基礎的な問題を分析し、課題やポリシーに反している行動を解決することができます。
この監査機能で、全体的なパフォーマンスの増減を引き起こしている可能性のある、隠れた原因を素早く見つけることができます。さらに、PPCキャンペーンは無数のデータが相互依存しています。機械学習とAIを駆使し、あらゆる属性間の関係を掘り下げ、より効率的か/正確に根本原因を突き止めます*。課題に潜む影響をより深く理解し、優れたパフォーマンスを発揮できるようになります。
*原因/結果の分析がほぼ不可能な場合もあり
まとめ
PPC診断ツールを使うことで、より頻繁に監査が行えるようなります。潜在的な問題をより早く発見するためにも、毎月の実施を検討してみてはいかがでしょうか。
PPC診断ツールを試してみて、KPI以外の情報を迅速かつ効果的に掘り起こすことができるかどうか、確認してみてください。監査をより活用することで、「やらなければならない面倒なこと」から「PPC広告の効果を高める大きなチャンス」へと変えていきましょう。